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ひとりでは
抱え込まない。

背骨(双円錐)の下で、AIが役割別に働いています。ひとつにまとめず、いま85体で分業しています。ここに載せる数値はすべて本番データベースの実測値です。「動く予定」ではなく「動いている事実」だけを書きます。

01 ── WHAT IS AN AGENT

ひとつの持ち場を、
ひとつのAIに。

「AIエージェント」とは、担当を決めた社員とよく似ています。違うのは、担当がとても狭いこと。「問い合わせが来たら記録する」だけ、「金額の桁を確かめる」だけ。役割を分けるのは、賢くするためではなく、壊れたときに切り分けるためです。

このページに出てくる言葉
言葉このページでの意味身近なたとえ
エージェントひとつの持ち場だけを受け持つAI。ここでは85体が役割別に動いています。担当がひとつだけの社員
モデルAIの頭脳にあたる部分。用途によって使い分けます。得意も値段も違います。人によって得意分野が違うのと同じ
RAG社内の資料を読ませたうえで答えさせる仕組み。出典を示せるのが要点です。手元の資料を見ながら答える
試運転実際には書き込まず、動いたつもりの記録だけ残す状態。実績を見るための期間です。研修中で、まだ本番を任せない
自動巡回決まった時刻に決まった点検を自動で走らせること。異常だけを人間に上げます。夜間の見回り

言葉が難しいと感じた方は、解説・入門の全9章から読んでいただくのが早いかもしれません。このページは、その続きとして実際に動いている数字を並べたものです。

02 ── AGENTS

役割を分けると、
抜け落ちが減る。

観測係が日々の動きを見て、知識係が記憶を整え、統率係が段取りをつくり、判定係が最終判断を用意する。「やると書いてあること」と「実際に動いたこと」は別々に数えます。混ぜると、動いていないものが動いているように見えてしまうためです。

60観測observation ── 日々の動きを記録
9知識knowledge ── 記憶を整える
8循環lifecycle ── フェーズを進める
5統率orchestration ── 段取り
3判定judgment ── 最終判断を用意

合わせて稼働85体です。台帳の登録は105体で、差の20体は退役15体・休止2体・準備中3体。動いていないものを稼働数に混ぜません。

信頼の段階 ── TRUST MODE

試運転32
制限書込36
自律17

まず試運転(dry_run)で実績を積み、制限書込(write_batch)→自律(full)へ段階的に移します。稼働85体のうち、自分の判断で書き込めるのは17体だけ。信頼は最初から与えるのではなく、実績で獲得するものとして扱う。宣言≠実証の原則です。

※実測: 2026-07-25 JST・稼働85体を分母にした数です(前回 07-22 は登録全体で数えていたため、そのままの増減比較はできません)。

03 ── DEBATE

ひとつのAIに、
頼りきらない。

重要な提案は、複数のAIが役割を分けて議論します。提案役が案を出し、批判役が穴を探し、分析役が両者を統合する。人間に届く前に、AI同士で「本当にこれでいいのか」を検証する仕組みです。

提案役 ── PROPOSER

大胆な案を出す

最も強いモデルで、大胆な案を用意する。

主gemini-2.5-pro
予備gemini-2.5-flash
批判役 ── CRITIC

穴を探す

別モデルで穴を探し、反証を試みる。

主gemini-2.5-flash
予備gemini-3.1-flash-lite
分析役 ── ANALYST

材料にまとめる

議論を要約し、人間に判断材料を渡す。

主gemini-3.1-flash-lite
予備gemini-2.5-flash

3役×主予備で 6経路 の議論網(llm_fallback_chain)。1つのモデルが黙っても議論が止まらない冗長設計です。議論以外の用途(文章生成・画像・要約など)も含めた切替網は全13経路。最終判断は必ず人間(憲法第3条)へ戻ります。

※実測: 2026-07-25 JST・数値は日々変動します。

04 ── MISOGI

失敗は、捨てずに、
教訓に変える。

憲法第7章の学習サイクル。エラーは責める対象ではなく、次の判断に活かす原材料です。自動抽出と組成を通じて、会社の記憶(RAG)が育っていきます。

STEP 13,521件のエラー履歴error_reports
STEP 23,518教訓候補として自動抽出99.9% を学びに転換
STEP 311,239件の会社の記憶(RAG)全件が検索可能・768次元
STEP 488 / 373意思決定(過去7日 / 30日)総計 1,382 件

「99.9%が教訓候補」とは、失敗のほぼ全てを次に活かせる形に変えていること。ただし、あくまで「候補」です。どれを会社の正式な記録として採用するかは人間が決めます(憲法第3条:人間主権)。前回まで「うち高重要度651件」と併記していましたが、重要度の目盛りが取り込み経路ごとに二通り混在していることが分かったため取り下げました。数えられないものを、数えたことにはしません。

※実測: 2026-07-25 JST・数値は日々変動します。

05 ── AUTOMATION

眠らない221本の
自動巡回。

背骨の下で、221本の自動ジョブ(pg_cron)が周期的に動きます。日次で最も多く、分単位・時間単位で細かく点検し、週次・月次で集計する。人間が寝ている間も、OSは自分で自分を回します。

103日次毎日決まった時刻に
46週次曜日指定
30分次1時間に何度も
25時次1時間ごと
17月次月次集計

最頻の日次103本には、健康度スコア計算、エージェント宣言/実証の照合、知識ベースの埋め込み補充などが含まれます。分次30本と時次25本は監視系が中心で、死活監視は約20分おきに走ります。衛星を監視する衛星が、登録漏れを構造上起きない仕組みで沈黙を検知します。24時間の起動時刻に、時刻を決めて動くジョブの起動時刻を並べています。

※実測: 2026-07-25 JST・active=true のみ計上。

06 ── WHAT IT BUYS YOU

数を誇るためでは、
ありません。

85体、221本という数字は、それ自体に意味はありません。意味があるのは、その結果として経営者が見なくてよくなったものが何か。三つに絞って書きます。

  1. 01「異常がないこと」を確かめる時間が消える

    点検の大半は、何も起きていないことの確認です。221本の巡回が回っているぶん、人間が見るのは止まったもの・外れたものだけになります。減るのは作業ではなく、確認のための往復です。

  2. 02人を増やさずに、扱える件数が増える

    件数が倍になっても、観測係と知識係は倍に増やす必要がありません。ただし人間に上がってくる判断の数は、件数に応じて増えます。ここは仕組みでは減りません。

  3. 03ひとりで決める場面に、反対役がつく人間が決める

    提案役の隣に批判役を置いてあるのは、追認する機械にしないため。一つのAIに聞けば、たいてい賛成が返ってきます。反対する役を構造として置くことが、判断の質を守ります。決めるのは人間のままです。

AIを何十体並べても、決める人は増えません。増えるのは、材料だけです。

── 考察

07 ── QUESTIONS

先に、いくつか。

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