内容を読んで振り分けるところで、毎回止まります。
その人が休むと止まる。辞めたら、もっと止まります。
やることは決まっているのに、やる人が要る仕事です。
人が思い出して開かないと、何も起きない置き方だからです。
その心配は正しいです。だから線を先に引きます。
全社導入から考えると、たいてい止まります。
| 問い合わせメールの一次返信 | 届いたメールの内容を読んで種類を分け、返信の下書きを用意します。送るのは人です。振り分けと下書きが終わっているので、確認して送るだけになります。 |
|---|---|
| 請求書・領収書の照合 | 書かれている金額と取引先を読み取り、台帳と突き合わせます。合わないものだけを知らせます。合っているものを一枚ずつ見る時間が消えます。 |
| 決まった形式の集計 | 月末に同じ表を作る作業。時刻を決めて自動で走らせます。忘れる心配がなくなるので、頭の片隅を占めなくなります。 |
| 社内の資料を引く | 見積・議事録・手順書を読ませておくと、聞けばどの資料に書いてあったかを付けて答えます。出典が付くので、そのまま信じずに確かめられます。 |
| 定時の点検と通知 | 決まった時刻に決まった確認を行い、異常だけを人に上げます。点検の大半は「何も起きていないことの確認」なので、そこが丸ごと消えます。 |
共通しているのは、手順が決まっていて、毎回おなじで、間違えても取り返しがつくこと。この三つが揃う作業は、たいてい移せます。上の例に無い業務でも、三つが揃っていればご相談ください。
「AIが勝手に動いたら困る」という心配は、正しいです。だから段階を分けます。
当社でも、動いているAIのうち自分の判断で書き込めるのは2割ほどです。残りは試運転か、範囲を限った書き込みのままです。信頼は最初に渡すものではなく、実績で得るものとして扱っています。
全社導入の話から始めません。一つ動いてから、隣へ広げます。
お金・契約・外に出る文章・消す操作。この四つは案件ごとに変えず、必ず人が決めます。
着手前に所要時間を測り、三か月後に同じ物差しで測り直します。上がっていなければ、そう報告します。
研究では19%遅くなった例も出ています。測る前に数字を言う会社は、根拠を持っていません。
作ったものもデータも、お手元に残ります。
間に人が入りません。話した相手が、そのまま作ります。
ご請求は作成費(一度)と月額(定額)の二つだけ。使用量課金も成果報酬もありません。クラウドとAIの利用料は、お客様のご名義で実費のままです。
効果が大きそうな業務ではなく、毎回いちばん負担の重い業務を選びます。着手前に、1回あたり何分かかっているかを一緒に記録します。ここまでは費用をいただきません。
実際には書き込まず、動いたつもりの記録だけを残します。
置き換えではなく、しばらく二重に。合わなければ止めるだけで元に戻ります。戻れないやり方は採りません。
三か月後、01と同じ測り方で。上がっていなければ、そう報告します。
浮いた時間とかかった費用を並べます。合わなければ、そこでやめて構いません。説得はしません。
案件ごとに変えません。先に決めてあります。忙しい日に必ず緩むからです。
| やらないこと | 理由 |
|---|---|
| お金の実行、契約の締結 | 取り消せません。桁を一つ間違えたときに、謝って済む話になりません |
| 外に出る文章の公開 | 出したあとに取り消せません。それは、会社が言ったことになります |
| データを消す、上書きする | 戻せません。控えがあっても、失った時間は戻りません |
| 正解が一つでない仕事 | 設計・交渉・値決め。いまのAIが最も苦手な範囲です |
| 資格が要る業務 | 税務申告・税務相談は税理士の業務です |
08 ── QUESTIONS
効果が大きそうな業務ではなく、毎回いちばん負担の重い業務からです。手順が決まっていて、毎回おなじで、間違えても取り返しがつく作業。問い合わせメールの一次返信と、決まった形式の集計が、よくお受けする入口です。
まず試運転(実際には書き込まない状態)から始めます。加えて、お金・契約・外に出る文章・消す操作の四つはそもそも自動化しません。案件ごとに変えない決まりにしています。
事前には申し上げません。人を集めて測った研究でも、19%遅くなった例から55.8%速くなった例まで幅があり、業務と人によって結果が変わるためです。代わりに、始める前と三か月後に同じ物差しで測り、上がっていなければそう報告します。
つなげられる場合と、つなげないほうがよい場合があります。外から触れる口があるシステムなら連携します。無い場合は、無理につながず、人が渡す一手間を残す設計にします。壊れたときに元へ戻せなくなるのが、いちばん避けたい形だからです。現物を見せていただければ、その場で分かります。
読ませる範囲と保存先は、着手前に文書で決めます。絶対に漏れないとは申し上げません。外部のAIサービスを使う以上、その事業者の仕様に依存する部分が残るためです。当社にできるのは、何をどこへ渡しているかを、すべて記録で追える状態にしておくことです。
頼めます。一業務から始める形なので、規模は問いません。当社自身、代表ひとりの会社で同じ仕組みを動かしています。むしろ人数が少ないほど、一人が抜けると止まる業務を機械側に移す意味が大きくなります。
まずは業務の範囲と、複数のAIを束ねる必要があるかをご相談いただけます。ほとんどの場合は、業務ひとつ分のエージェントから検討できます。
お手元に残ります。データもお持ち出しいただけます。当社の名義で握っているものがないので、引き上げるものもありません。
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何を頼むか決まっていなくて構いません。いちばん負担の重い業務を、一つだけ教えてください。それが1回あたり何分かかっているかを測るところから始めます。ここまでは費用をいただきません。
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