YOHAKU

ホーム / AI導入費用と削減

いくらかかって、
何が減るのか。

ここでいう「制作費」は、AIアプリからマルチエージェントシステムまで、作る費用と、動かし続ける費用のことです。自社で動かしている YOHAKU OS の運用費を本番データベースの実測値で開き、外注した場合の相場を出典つきで並べ、そこから先の見積りは「試算」と書いて分けます。人件費と作業時間の削減は、まだ測っていません。測っていないものを、測ったように書かないためのページです。

00 ── HOW TO READ

四つの根拠を、
混ぜずに並べます。

費用の話がわかりにくくなるのは、性質の違う数が同じ表に並ぶからです。当社が測った数、他社が公表している相場、こちらが前提を置いて計算した数、こちらが決めた価格 ── この四つは、確からしさがまったく違います。節ごとに、どれなのかを先に書きます。

実測

本番データベースから引いた数MEASURED

当社の本番データベースに実際に入っている値です。日次で引き直しており、掲載値が台帳とずれていないかを継続的インテグレーションが数えています。日々変動します。

外部

他社が公表している相場EXTERNAL

一般に外注した場合の目安として、出典を添えて引用します。当社の実測ではありませんし、当社が有利だという主張にも使いません。読者がご自身で比べるための材料です。

試算

前提を置いて計算した数ESTIMATE

前提を数字で書いたうえでの計算です。前提が変われば結果も変わるので、前提を一つ変えた場合も併せて出します。実績ではありません。

取り決め

こちらが決めた価格・枠AGREED

提示している料金や、契約に含まれる無料枠です。測った値ではないので、実測の節には置きません。

01 ── WHAT WE ACTUALLY PAY

動かし続けるのに、
月いくら出ているか。

当社が自社の AI 基盤を動かすために、実際に支払っている額です。2026-09 計上分。外部サービスへの支払いと、自社の推論にかかった分を分けています。

775.34USD/月運用費の合計

外部サービス+自社推論。2026-09 計上

773.88USD外部サービスへの支払い

11 サービス分

1.4570USD自社推論の実費

モデル呼出そのものの原価

831.70USD前月(暦月で集計)

2026-07 の計上分すべて

※ 増減率をここに出していないのは、当社の集計ビューが返す前月比が前月比になっていないためです。Vercel の請求サイクルが暦月と違うので、集計表には「サイクル開始日」を月として持つ行が混ざっており、その行を前月として拾うと 551.2% という数が出ます。上の前月は暦月で集計し直した値です。意味の言えない数を、大きな文字で出しません。

※ 実測 2026-09-21 JST / 出典:本番データベース v_cost_overview・monthly_cost_summary・external_costs / 誠:宣言 ≠ 実証

02 ── WHAT MOVED IT

増えた分は、
二つの科目です。

前月から増えた分がどこから来たかを書けないなら、その額は出す意味がありません。暦月で並べ直すと、動いたのは次の二つだけでした。ほかの科目は前月と同額です。

2026-07 → 2026-08 の計上額(USD・税別)
科目前月当月理由
Claude Max400.00220.002 契約目を 2026-08 から開始。開発の並行数を上げるため
GitHub Actions 超過205.76119.85継続的インテグレーションの実行時間が 23,065 分。無料枠を超えた分の従量
そのほか225.76434.03Supabase・Resend・Midjourney など。据え置き

超過分は削減の対象として見ており、実行の重複をたたむ作業を継続しています。削減できたとはまだ書けません。減った額を実測できたときに、この節に数字を足します。無料枠そのものは契約の取り決めなので、下の「こちらが決めた価格・枠」の節に書いています。

03 ── MODEL CALLS

モデルを呼ぶ費用は、
思ったより小さい。

「AIは使うほど高くつく」と言われます。当社の実測では、費用の大半は月額のサブスクリプションと計算資源で、モデル呼出そのものの実費はごく小さい額でした。ただしこれは当社の使い方での実測であり、扱う量が桁で違えば結果も変わります。

当月のモデル呼出(llm_cost_monthly の合計)
呼出の実費0.8315 USD運用費の合計に対して、ごく小さい部分です
呼出回数38,914 回30 通りのモデル・用途の合計
処理したトークン11,719,113入出力の合計
失敗した呼出24 回隠さずに数えています。すべて記録に残ります

費用が膨らむのは、モデルの単価ではなく、動かし続けるための土台のほうでした。

当社の 2026-09 実測。使い方が変われば比率も変わります

エージェントの実行回数は当月 128,532 回、消費トークンは 2,582,326 です。これだけ動かしても呼出の実費が小さいのは、重い推論を必要としない定型の巡回が大半を占めているためです。

04 ── WHAT IT RUNS

その額で、
これだけ動いています。

費用そのものより、その費用で何が動いているかのほうが判断の材料になります。すべて同じ本番データベースからの実測値です。トップページに出している数と同じ台帳から引いています。

実測 2026-09-21 JST
稼働しているAI151 体役割別に分かれ、互いの出力を検査します
定時ジョブ501 本人の手を介さずに起動します
会社の記憶33,586 件全件が検索できます
情報流の記録83,828 件誰が何を決めたかが1件ずつ残ります
自律率(全期間・単純)99.99%人が触れていない流れの割合。分母の大半は機械のログです
自社で運用している面14制作から監視まで自社。外部プラットフォームの口座を1件含みます
05 ── SPEED, AND WHERE IT STICKS

速いところと、
詰まっているところ。

速さだけを出すと、費用対効果の話が実態から離れます。うまくいっていない数も同じ精度で出します。

v_productivity_metrics の実測
着手から完了までの中央値0.14 時間直近28日。半数はこれより短く終わっています
直近7日の完了3,615 件実際に閉じた件数です
72時間以上 動いていない11 件止まったまま残っている分。完了より多い週もあります
直近7日のAI実行の失敗率0.67%149回に1回ほどは失敗しています
当てた修正が残った割合89.7%1割ほどは後で戻すか書き直しています

失敗率と滞留を並べているのは、それが費用の一部だからです。失敗した実行にも計算資源はかかりますし、止まっている案件は「まだ効果が出ていない支出」です。良い数だけを出して費用対効果を語ることはしません。

06 ── WHAT WE CHARGE

作る側の費用は、
こう決めています。

ここから下は実測ではありません。こちらが決めて提示している価格です。実測の節と分けているのは、価格は測った値ではなく取り決めだからです。

KOTOAN(言庵)── ホームページ制作の場合(税別)
初期費用(テンプレート)料金を読み込み中設計・制作・公開まで。一度きり
月額(Bプラン)料金を読み込み中運用・監視・更新。止めたい月に止められます
契約に含まれる枠(当社が支払う側の取り決め)
GitHub Actions の無料枠3,000 分/月これを超えた分が従量で請求されます。当月の実行時間は上の実測の節のとおりです

これはホームページ制作の場合の一例です。マルチエージェント基盤や社内ナレッジAIなど、仕組みそのものを作る場合の帯は料金のページに分けて書いています。範囲を文書にした段階で実額が決まる形にしており、使用量課金や成果報酬は設けていません。

07 ── THE MARKET

外に頼むと、
いくらと言われているか。

当社の数だけを見ても、高いのか安いのかは決まりません。一般に外注した場合の相場を、出典を添えて並べます。条件がそろっていない数どうしなので、当社の実測と同じ表には置きません。当社が有利だという主張にも使いません。

AIシステム・エージェント開発を外注した場合(出典は各行に明記)
項目言われている額出典
総額の幅数十万円 〜 数千万円超規模で大きく変動。GPUSOROBAN(2026)
段階別構想 40〜200万円/PoC後の実装 80〜200万円GPUSOROBAN(2026)
AIシステム開発50万円 〜 3,000万円超株式会社AX(2026-07)
費用に占める人件費60〜80%ripla(2026-06)
人月単価AIエンジニア 100〜180万円/バックエンド 80〜130万円/PM 90〜150万円/UIUX 70〜120万円ripla(2026-06)
枠組みの活用開発工数を 30〜50% 減らせる可能性ripla(2026-06)。可能性であって実績ではありません
ホームページを外注した場合(出典は各行に明記)
項目言われている額出典
制作費ペライチ 数万円台/中規模 50〜150万円/機能込みの大規模 150万円超スマートマッチング(2026-05)
保守小規模で 月5千〜5万円Digital Port(2026-03)
更新代行月2〜10万円upgrade.co.jp(2026-07)
WordPress 保守月1〜3万円ファーストネットジャパン(2026)
乗り換えの例6年前に 120万円で構築+保守 月1.5万円の士業サイトが月額制へお名前.com(2026-06)

これらは各社が公表している目安であり、当社が検証した数ではありません。実際の見積りは要件で大きく動きます。並べているのは、ご自身で比べるための材料としてです。

08 ── NOT MEASURED YET

人件費と作業時間は、
まだ測っていません。

導入の効果として真っ先に語られるのは「人が何時間浮いたか」です。当社には、それを言うだけの記録がまだありません。作業時間の台帳に記録が入り始めたのは 2026-08-15 で、それ以前の分は残っていません。数えた結果がこれです。

4件作業時間の記録

work_hours_log に入っている行数

3日記録の在る日数

傾向を言うには足りません

31.4時間記録された時間

全期間の合計

1件うち宣言値の行

測った値ではなく「1日8時間」として置いた行

記録が始まったことと、測れていることは別です。上のとおり入っている行のうち一部は実測ではなく宣言値ですし、日数も傾向を言える量ではありません。ですから「何時間削減できました」とは書けません。書けないことを書かないために、この節を置いています。この数はページの他の数と同じ経路で毎日引き直すので、記録が積み上がれば、この節の数もひとりでに動きます。

実際、この節を書いている最中に記録が始まりました。件数を文章に書き込んでいたら、その日のうちに嘘になっていたことになります。だから件数は文章ではなく台帳から出しています。

これから測ろうとしていること
作業時間work_hours_log への記録を続ける。案件・作業種別・担当ごとに積み、宣言値で埋めた行は実測と分けて数える
浮いた時間自動化した業務について、導入前の所要時間と比べられる形にする。比較対象が無いので、ここが最も遠い
人件費への換算上の二つが揃ってから。順序を逆にすると、仮定が実測の顔をします

※ 実測 2026-09-21 JST / 出典:本番データベース work_hours_log・v_work_hours_summary

09 ── ESTIMATE

ここからは試算です。
前提を先に書きます。

前の節までは実測と相場でした。ここから下は試算で、実績ではありません。前提を数字で置き、その前提が変わると結果がどう動くかも併せて出します。ご自身の会社の数字に置き換えて計算し直してください。

試算 A ── 前提をそのまま

ホームページの更新を、
外注し続けた場合

  • 前提:更新代行の月額50,000円
  • 前提:面の数15面
  • 前提:期間12ヶ月
  • 試算:年間9,000,000円

1面あたり年600,000円

更新代行 月2〜10万円(外部相場)の中央あたりを置いた場合

試算 B ── 前提を一つ変える

月額の前提を、
2万円に下げた場合

  • 前提:更新代行の月額20,000円
  • 前提:面の数15面
  • 前提:期間12ヶ月
  • 試算:年間3,600,000円

試算Aとの差5,400,000円

前提を一つ動かすだけで、結論は2.5倍動きます。だから前提を先に書きます

どちらの試算でも言えないこと

浮いた時間の価値は、
入っていません

  • 回避できた支出上の試算
  • 浮いた時間未実測
  • 差し引きまだ出せない

判断は三か月で

一か月では季節の波と区別がつきません

上の試算が示しているのは「外注を続けた場合に出ていく額」であって、「当社が削減した額」ではありません。自社で運用していれば更新の依頼そのものが発生しませんが、そのぶん自社の手間が増えているかどうかを、当社はまだ測っていません(前の節のとおり記録が0件です)。前提の月額はご自身が受け取っている見積書の数字に置き換えてください。当社の相場観ではなく、あなたの実額が正しい前提です。

10 ── BOTH SIDES

良いことと、
面倒なこと。

自社で仕組みを持つことには、はっきりした利点と、はっきりした不利点があります。片方を短く書くのは不誠実なので、同じ深さで並べます。読んだうえで「うちには向かない」という結論になるなら、それが正しい結論です。

利点 01

外注費が社内の資産に変わるINTERNALISED

外注していた制作費・更新費が、自社の仕組みへの投資に置き換わります。払い続けても手元に何も残らない支出が、次の案件でも使える資産になります。ただし置き換わるだけで、支出がなくなるわけではありません。運用費は毎月かかり続けます。

利点 02

直したいときに、その場で直るIMMEDIATE

誤字ひとつを直すのに見積りと納期の相談から始める必要がなくなります。当社の実測では、着手から完了までの中央値は上の節のとおりで、外注の往復に比べれば桁が違います。

利点 03

やり方が社内に溜まるACCUMULATED

作業の履歴と判断の理由が社内の台帳に残るので、担当が替わっても同じ品質で続けられます。外注では、蓄積は相手側に残ります。

利点 04

決まった点検が、勝手に回るAUTOMATED

死活監視・検索エンジン向けの点検・記録の整理といった定型作業は、人が思い出さなくても定時に走ります。忘れることによる事故が減ります。

不利点 01

はじめの学習と構築に、時間がかかるLEARNING COST

仕組みを持つということは、その仕組みを理解する人が社内に要るということです。立ち上げの数か月は、外注していたときより手間が増えます。この期間を「効果が出ない期間」として見込んでおく必要があり、見込まずに始めると、たいてい途中で止まります。

不利点 02

わかる人が一人だけ、になりやすいKEY PERSON RISK

仕組みを組んだ人に理解が集中します。その人が抜けたときに動かせなくなる危険は、外注しているときより大きくなります。手順を文書に残す作業を、面倒でも並行して続ける必要があります。

不利点 03

AIの運用費は、使った分だけ動くVARIABLE COST

月額固定の保守契約と違い、使用量で請求が動きます。当社でも、契約を一つ増やしただけで月の合計が大きく動きました。予算を固定したい場合、この変動そのものが扱いにくさになります。上限を決めて警告を出す仕組みを、併せて用意しておく必要があります。

不利点 04

落ちたときに、自分で直すSELF-SUPPORT

外注していれば連絡すれば済んだ障害対応が、自社の仕事になります。当社の実測でも、AIの実行は149回に1回ほど失敗しています。自動で直る範囲を用意していても、その外側は人が見ることになります。夜間や休日に何が起きるかを、あらかじめ決めておく必要があります。

不利点 05

品質を保証するのが、自分になるSELF-ASSURED

外注先に求めていた品質責任が、自社に移ります。AIが書いたものをそのまま出せば、間違いもそのまま出ます。検査の仕組みを作る手間と、それでも漏れたときに責任を取る立場の両方を引き受けることになります。当社がページの数値を機械で照合しているのは、この不利点への対応です。

利点が4つ、不利点が5つです。数の多寡に意味はありませんが、不利点を短く書かないことだけは決めています。判断に使えるのは、都合の悪い側も同じ精度で書かれているときだけです。

11 ── QUESTIONS

よくある行き違い。

CONTACT

まず、
いまの支出から。

いま何にいくら払っているかを並べるところから始められます。何を頼めるかが決まっていない段階で構いません。導入しないほうがよいという結論になることもあります。

相談の入口へ→